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飽和状態のショッピングモール!? 大規模商業施設における課題解消に向けたデジタルツインの活用術

小売業において、今やショッピングモール(ショッピングセンター)は小売売上高全体の2割以上を占めるなど、国内の消費を支える存在となっています。

 

一方で、商圏に対してショッピングモールが増えすぎたことにより、その市場は飽和状態となっており、運営事業者にはロイヤルカスタマーを確保するための差別化戦略が求められています。

 

最近では、こうした差別化戦略の取り組みをサポートするソリューションとして、デジタルツインが注目を集めています。

 

※デジタルツインについて詳細はこちらをご一読ください。

差別化戦略に取り組む上で、高い負荷が生じる業務

ここでは、ショッピングモールが差別化戦略に取り組む上で、特に高い負荷が生じている業務を紹介していきます。

 

テナントやフロアレイアウトの検討

競合となるショッピングモールとの差別化を進めるためには、集客力のあるテナントをアップデートし続けることが重要です。そのためには、テナント誘致のための積極的なセールス活動はもちろん、誘致できたテナントを顧客にとってより魅力的となるよう配置して行くことが求められます。

 

SDGsやESGへの取り組み

今や、企業の競争力を高めるために、SDGsやESGへの取り組みが欠かせないものとなっています。特にショッピングモールにおいては、「駅内部から商業施設内までの車いすルートなどを見える化」といったように、ダイバーシティへの対応状況を発信することで、他社との差別化にもつながります。

 

※SDGs

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標

 

※ESG

環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取って作られた言葉で、これら配慮した取り組みを行うことは、長期的な成長を支える経営基盤の強化につながると考えられている

 

新規オープンに向けた企画・開発

ショッピングモール市場が飽和状態にあるとはいえ、エリアとタイミングによっては、まだまだ競争の少ないブルーオーシャンも残されています。そうした商機を逃さないよう、開業可能な地域の不動産について常にアンテナを貼りつつ、好ましい予定地の情報が入った場合には、速やかに企画・開発に向けた検討が必要です。

高負荷な業務の原因とは・・・

ここでは、前述したショッピングモールにおける業務が、担当者に高い負荷をかけている原因について解説していきます。

 

施設内レイアウトのシミュレーションパターンが限定されている

ショッピングモール全体の売上を高めるためには、集客力のあるテナントを確保することはもちろん、それらを効果的にレイアウトすることが重要です。一方で、図面上でのシミュレーションでは実際のイメージが掴みづらく、レイアウトの良し悪しを判断することは容易ではありません。また、そうしたシミュレーションのための紙資料作成には多くの時間を要することから、同時に複数のパターンを試すようなことが難しく、判断の選択肢を狭めてしまいます。

 

SDGsやESGの取り組みについて、わかりやすい情報発信が難しい

ショッピングモール内においてダイバーシティ対応を進めているものの、その情報を発信していないために、顧客に「利用されていない」ケースが少なくありません。また、同様の情報を発信していたとしても、来店客にその情報が適切に伝わっていないケースもあります。例えば、前述した「駅内部から商業施設内までの車いすルート」を情報発信する場合、写真やマップだけの資料で来店客にルートを理解してもらうことは難しいでしょう。

 

社内の関係者を納得させるための資料作成に時間がかかる

新規にショッピングモールを開業する際には、競合企業との競争を勝ち抜くために、速やかな意思決定が求められます。しかし、前述したようにショッピングモール市場は飽和状態にあることから、その意思決定に慎重な経営層も少なくありません。経営層を納得させるために資料作成に時間をかけた結果として、競合企業に出し抜かれてしまうようなケースもあります。

 

ショッピングモールの運営を行う中で、このような課題を抱えている方も多いのではないでしょうか。ここからは、こうした課題を解消するためのデジタルツインの活用術について詳しく解説していきます。

ショッピングモールにおけるデジタルツイン活用術

①施設内のレイアウトを効率的にシミュレーション

建物内や室内空間を3D Viewで表示することのできるデジタルツインの強みを活かすことで、施設内のレイアウトを立体的なイメージでシミュレーションできます。これにより、短い時間でも複数のレイアウトパターンをシミュレーションしつつ、柔軟に意思決定を行うことができるようになります。

 

同様に、セールスの際にも、テナント企業に対して3D Viewによってビジュアル化された提案を行うことで、イメージが伝わりやすく、他社との差別化にもつながります。

 

②伝わりづらい取り組みを視覚的に伝達

デジタルツインで作成された3D Viewであれば、写真やマップだけの施設案内と比較して、よりわかりやすく、かつ多くの情報量を発信することができます。これにより、来店客は外出前に事前にその施設のダイバーシティ関連情報を、空間として得ることができるようになります。また、紙資料などでは伝わりづらいケースもあるSDGsESGの取り組みを、ステークホルダーに対して3D Viewでわかりやすく発信することも可能です。

 

③時間のかかっていた資料作成もスムーズに

デジタルツインの中には、施設に関連するデータ・情報を自動で構造化し、統合管理してくれる機能を持ったサービスもあります。こうしたサービスを導入することで、時間のかかる資料作成も効率的に行うことができるようになり、結果として社内における意思決定のスピードアップにもつながります。

NTTビズリンクのデジタルツイン「Beamo™」でショッピングモールの課題を解消!

このように、デジタルツインを活用することで、ショッピングモールの新規オープンや運営にまつわる多くの課題を解消することができます。

 

一方で、デジタルツインについて、ショッピングセンターにおける導入事例がまだ多くないことから「先進的すぎて、実務には結び付かないのでは」「自社に扱える人材がいない」「運用するために必要な研修コストが高額になりそう」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、NTTビズリンクでは、誰でも簡単に利用できるデジタルツインのソリューションとして「Beamo™」をご提供しています。

 

Beamo™」は、デジタルツールに使い慣れていない方でも、直観的に操作できるUIで、ショッピングモールにおける課題はもちろん、不動産開発、施設管理など、さまざまな業界・業務の課題解消にご活用いただけます。

 

施設や建物にまつわる業務に課題を感じている方は、ぜひNTTビズリンクまでお気軽にお問い合わせください。

 

※「Beamo™」は3i Inc.社の商標です。

 

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