建設業や製造業、機械の保守・点検などの作業においては、マニュアルや手順書などを確認しつつ作業を行うことが少なくありません。しかし、それらを外部に持ち出すことは、機密情報や個人情報の漏えいにつながる恐れがあるため、企業や従業員は慎重に扱わなければなりません。
一方で、最近、ウェアラブルデバイスの一つである「スマートグラス」を活用して、セキュリティ対策を行う企業が出てきています。
そこで本記事では、起こり得る情報漏えいのリスクとともに、スマートグラスの活用が現場のセキュリティ対策に最適である理由を解説していきます。
目次
1. 手順書やマニュアルを持ち歩くことによるリスク
2. スマートグラスを活用することによる解決策とは
3. 「スマートグラス」の導入はNTTビズリンクにご相談を
1.手順書やマニュアルを持ち歩くことによるリスク
会社の機密情報や個人情報が盗まれるリスク
情報漏えいのリスクの一つとして、情報記録媒体の盗難があります。主な情報記録媒体としては、紙やスマートフォン、タブレット端末、PCが挙げられますが、これらの盗難によって、そこに記録された機密情報が外部に漏えいする可能性があります。
そのほかにも、インターネットを通したサイバー攻撃や、社内の機器からデータをUSBメモリーなどに移されることで、情報が盗まれるケースもあります。
物理的な紛失による情報漏えいリスク
盗難以外にも、情報記録媒体の紛失によって情報漏えいにつながることもあります。社外作業で必要なため、情報記録媒体を外部に持ち出したものの、どこかに置き忘れてしまい、紛失するというケースです。
機密情報の漏えいは、自社だけでなく、取引先や従業員などにも迷惑がかかり、最悪の場合、クレジットカードの不正利用や、悪質な勧誘による被害といった危険が及ぶことも想像に難しくありません。そのため、企業は厳重にセキュリティ環境を整えて、さまざまな脅威から機密情報を守らなくてはなりません。
2.スマートグラスを活用することによる解決策とは
そこで、前述したように、セキュリティリスクを回避する一つの方法として、スマートグラスの活用が挙げられます。
スマートグラスの大きな特長は、メガネ型のデバイスであるため、装着した本人にしか情報が見えないというところです。紙やスマートフォン、PCなどのように、近くに第三者がいても見られる心配がありません。
また、遠隔現場支援の撮影機能により撮影した写真を、スマートグラス本体ではなくクラウドに自動的にアップする機能も具備しているため、スマートグラス自体に秘匿な写真データが残らず、盗難や紛失による漏洩のリスクがありません。
3.「スマートグラス」の導入はNTTビズリンクにご相談を
ここまで、現場における情報漏えいのリスクと、セキュリティ対策にスマートグラスの活用が適している理由を解説してきました。
第三者による意図的なものから従業員の過失によるものまで、情報漏えいのケースはさまざまです。
自社にとって重要な資産であるこれまで培ってきた知識や技術、蓄積されたノウハウ、また、顧客情報や個人情報など、取引先やお客さま、従業員にとっての重要な資産の扱いは慎重かつ厳重に行わなければなりません。
NTTビズリンクでは、お客さまのニーズに応じたスマートグラスソリューションの提供を行っております。企業を取り巻くさまざまなセキュリティリスクに対処する手段として、スマートグラスのご活用をご検討されてみてはいかがでしょうか。
NTTビズリンクでは、セキュリティ対策に適したデバイスを提案・支援する「スマートグラスソリューション」をご提供しています。
映像コミュニケーション分野における20年の実績から、デバイスの提供はもちろん、ネットワークの環境構築や運用支援も含め、お客さまの課題解決をトータルでサポートさせていただきます。
スマートグラスを導入検討されている方や、現状のセキュリティ対策に不安を感じている方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆監修者情報
監修者:エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社
NTTビズリンクは、企業向けデータセンターサービスを提供する会社として2001年7月にスタートしました。
その後テレビ会議多地点接続サービス事業などの統合により、お客さまのクラウド・アウトソーシングニーズに応える為に、統合的なICTアウトソーシングビジネスを展開してまいりました。 現在、設立以来培ってきたデータセンターサービスとテレビ会議サービスの運用力を強みとして展開している、Communication&Collaboration Solutionsという新たな事業領域の1つとして、「スマートグラスソリューションサービス」をご提供しております。
所在地:〒112-0002
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