映像イベント&配信ソリューション映像イベント&配信ソリューション

日本実務教育学会様

ネット環境なし・限られた予算でハイブリッド開催を成功。
万一のリスクに備えた事前準備と機器セッティングで、
失敗できない年1回の研究大会の映像配信をサポートし、
少人数の学会事務局が現場対応に集中。



日本実務教育学会 寺本 尚徳 様
(団体紹介)
日本実務教育学会は、実務教育・実務家教員に係る研究の推進、研究成果の普及、及び会員相互の連携・交流を促進しています。
文部科学省の「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」に、中核拠点校として採択された社会構想大学院大学によって立ち上げられました。
年1回の研究大会運営と、会員の投稿論文を中心とする学会誌の発行のほか、ビジネスの実務経験に加え「教育指導力」と「研究能力」を兼ね備えた質の高い実務家教員の養成にも力を注いでいます。

【課題】

●事務局スタッフ4名、実行委員会のメンバーも少ない中でハイブリッド開催をする必要があった。

●初のリアル開催でハイブリッド方式の大会運営の経験がなく、オンラインの映像配信に手をかけられないことが予想された。

●開催会場が決定後、通信設備を使用できないことが判明。ゼロからネットワーク環境を構築し、途切れないライブ配信を行わなくてはならなかった。

●すでに年度内の予算が決まっており、追加の予算確保は困難。しかし、会員は全国にいるためオンラインの映像配信は必須で失敗は許されなかった。


【効果】

●事前の現地調査と前日からの事前準備で万一のリスクを排除。スムーズな映像配信が実現した。

●学会事務局スタッフがリアル開催の対応に集中でき、映像配信は全て手放しで任せられた。

●予算内で高品質・高安定な映像配信ができ、トラブルも一切なかった。


コロナ禍で、会議やセミナー、講演会などのイベントをリモートで配信する手法はすっかり定着しました。対面需要が復調傾向にある中でも、利便性の高さからハイブリッド開催するケースが増えています。しかし、事務局スタッフが少人数だったり、映像配信のノウハウが不足していたりする場合、リアル開催と同時並行で対応するのは決して簡単ではありません。そうした悩みを解決するため、NTTビズリンクの映像イベント・配信ソリューションを導入されたのが日本実務教育学会様です。会場の通信環境が使えないという悪条件の中、限られた予算内で高品質・高安定な映像配信を成功させた取り組みをご紹介します。

経験のない「ハイブリッド開催」を少人数で。手探りの運営に不安

●会員にはビジネスパーソンが多く、大会運営に参加できる人は少ない。
●実質的に、4名の事務局スタッフで初めてのリアル開催を仕切らなければならず、映像配信の対応がおろそかになるおそれがあった。


昨今、教育機関で学ぶ内容と、社会で求められるスキルが乖離しているのが問題視されています。文部科学省も「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」(2019~2023年度)を展開し、実務家教員の養成に力を注いでいます。この事業に中核拠点校として採択されたのが、社会人向け総合専門職大学院である社会構想大学院大学であり、日本実務教育学会はその中で生まれました。同学会の寺本尚徳氏は次のように説明します。
「社会構想大学院大学では、質の高い実務家教員を養成し、実務家教員の地位を確立する『実務家教員COEプロジェクト』を展開しています。その取り組みの1つとして2021年3月に立ち上げられたのが日本実務教育学会です。実務教育に関する研究を推進し、研究成果の普及や会員相互の連携・交流を促進しています」

学会の取り組みとして、とりわけ重要なのが年1回開催する研究大会です。しかし、設立してからまだ日が浅いこともあり、大会実行委員会のメンバーが少ないのが課題でした。

「現在、学会の会員数は約170名です。実務家教員には実務経験が重要ですから、ビジネスパーソンとして活躍している方が多くを占めます。基本的に学会は互助組織ですが、忙しい会員のみなさまにそれほどの負担はかけられません。一方で事務局のスタッフは私を含めて4名しかいないため、効率的な運営が必要でした」
設立年の2021年、2022年はコロナ禍の中でもあり、研究大会はオンラインで開催していました。発表する会員も、ビジネスの現場で活躍する人ばかりということもあり、配信で苦労することはありませんでした。しかし2023年は、新型コロナウイルス感染症の法律上の分類が「5類」へ移行することが決まったこともあり、リアル開催へと踏み切ったのです。

「ただ、会員は日本全国にいます。みなさま忙しい毎日を送っていますので、リモート参加を望む声も多く、ハイブリッド方式で開催することになりました」

しかし、ハイブリッド開催の経験はありません。集まる会員の対応をしつつ、映像配信をするにはどうしたらいいのか。カメラはどこに何台設置すればいいのか。初めて使用する会場で通信環境は問題ないのか。寺本氏はさまざまな懸念に不安を抱えていました。

「事務局を含め、大会実行委員会のメンバーは当日の運営サポートで手一杯になるだろうことが予想できました。そうなると、映像配信の対応がおろそかになってしまいます。リモート参加している会員のみなさまに映像を届けられないことがあってはなりませんので、安心してまかせられる会社に委託しようと考えました」

「安心できる確実な配信体制」を実現できたのはNTTビズリンクのみ

●会場決定後に通信設備が使えないことが判明。10社を比較検討した結果、教育機関の事情に通じ、ネットワーク構築に強い事業者としてNTTビズリンクを選定
● 当初の見積もりは予算オーバーだったが、構造上追加予算確保が困難な日本実務教育学会様の事情に合わせてプランを最適化。


映像配信を委託できる事業者はどんなところなのか最初はイメージがつかなかったと寺本氏は振り返ります。

「どういう会社がどんなサービスをしているのか、どんなことをお願いできるのかがわからなかったので、まずはネット検索をしました。最初は会場がある関西地方で探したのですが、ヒットするのはYouTubeなどの動画を制作がメインの、小規模な会社ばかりでした」

映像配信ができるのなら問題ないといったんは考えた寺本氏でしたが、同時並行で実施した現地視察で大きな課題に直面しました。会場の通信設備が一切使えないことが判明したのです。

「ある大学の教室を会場として確保していたのですが、有線LANの設備があることは事前にわかっていました。だから動画制作会社でも問題ないと思っていたのですが、実際に会場を訪れたところ、設備の使用はできないと言われました。考えてみれば、大学のネットワークに影響を及ぼすおそれもあるわけですから納得はできましたが、ゼロからネットワーク環境を構築するとなると動画制作会社では不安もあります。慌てて通信環境も構築できる会社を再度探しました」

少人数の会議レベルならばポケット型Wi-Fiを使えばいいという話にもなりますが、「一般レベルで持てるポケット型Wi-Fiだと、通信速度も遅く通信制限がかけられることもある」と考えた寺本氏。ネットワークのプロに頼まなければダメだと考えて再度候補をピックアップしていきました。

「結局、合計で10社ほど比較検討しました。でも、ほとんどはポケット型Wi-Fiとあまり変わらないプランだったんです。その中で、“強いネットワーク”の構築を提案してくれたのがNTTビズリンクさんでした。他社にはなかった『事前調査』が盛り込まれていたのも、通信ネットワーク構築に対するプロフェッショナルの姿勢が伝わってきましたし、営業ご担当者がこまめに連絡してくださったことに誠実さも感じました。また、公立小学校での実績もお持ちで、教育機関ならではの事情に通じているのも魅力的でした」

品質面でNTTビズリンクに優位性を感じたものの、当初の見積もりは予算をオーバーしていたと寺本氏は明かします。

「しかし、安心できる確実な体制で映像配信したいというのは、大会実行委員会の共通認識でしたので、NTTビズリンクさんになんとかお願いしようということになりました。そこで、年度内の予算がすでに決まっていたことから、追加予算の確保が困難な事情をお伝えしたところ、プランの最適化を進めてくださったのです」

予算と品質のバランスを保ち、どんな条件下でも確かな映像配信を実現

●高品質な映像配信を実現するためのベストプラクティスを提示。条件に合わせて最適化するため「現地調査」や「事前準備」は外さない。
●映像配信を丸ごとまかせられる安心感で、大切な研究大会は成功。リモート参加者はリアル参加者の倍で、ハイブリッド方式の価値の高さを証明。
●親身な相談と条件に合わせて対応できる技術力で、学会やセミナーの運営をしっかりとサポート。


豊富な実績と技術力で、状況に合わせたベストプラクティスを提示するのがNTTビズリンクの特長です。日本実務教育学会様のご要望に応じて、プランを最適化していきました。

具体的には、当初通信回線を敷設するプランだったのをボンディングルーター(※)に変更したほか、カメラは1台のみとして人件費も削減しました。一方で、環境を把握しなければ適切な機器セッティングができないため、事前の「現地調査」や前日からの「事前準備」は変えていません。

※ボンディングとは、複数のモバイル回線を束ねてモバイルでも安定した回線を構築できる技術。通信速度が高速化でき、信頼性の高い配信システムが構築できます。

「高品質の映像配信を実現するのに必要な部分をしっかり残し、予算とのバランスをとってくださったと感じています。当日の配信は午後からの数時間だったのですが、前日から現地に入って当日は朝8時から準備をされていました。リハーサルも入念にされていて、それを見た瞬間に『おまかせして何の問題もなさそうだ』と安心できましたね。実際、大会が始まると全く配信の様子を見る余裕はなくて、丸ごとおまかせする形になりました」

それでも、トラブルは起きることなく、リモート参加の会員のみなさまからの問い合わせやクレームもゼロ。無事に初のハイブリッド開催を成功させることができました。
「リアル開催の参加者が約40名だったのに対し、リモート参加は約80名と2倍も多く、やはりハイブリッド方式で開催してよかったと思いました。コアとなって運営に携わるメンバーが3~4名しかいなかったので、当初はオンライン配信をやめる選択肢もあったんです。安心して丸ごとおまかせできるNTTビズリンクさんがいなければ、参加人数が大幅に減ることにもなったので、本当にお願いしてよかったと思っています」

学会や講演会などのライブイベントは、当然のことながら一発勝負。配信の途中で一瞬途切れただけでも、参加者の満足度は大きく下がります。人手と予算が限られている中で、寺本氏にかかる「失敗できない」というプレッシャーはやはり大きなものだったようです。

「正直、運営サイドとしてずっと不安で仕方ありませんでした。特に、会場の通信設備が使えないとわかったときは絶望感がありました。そのような状況で、NTTビズリンクさんは全く運営サイドにノウハウがなくても親身に相談に乗ってくれて、予算を考慮したプランもご提案いただけて助かりました。運営リソースが少なくて苦慮されている学会や企業が安定した映像配信をしたいなら、ぜひNTTビズリンクさんにご相談をすることをおすすめしたいですね。特に学会は、運営サイドのテリトリー外の会場で実施することも多いと思うので、事前調査をきっちり行ってくれるのは想像以上に安心できると思います」

(中央)日本実務教育学会様 寺本 尚徳様
(右)今回の事例の提案を担当したNTTビズリンク株式会社 ビジネスソリューション本部 セールスエンジニアリング部 前田 美香
(左)現地オペレーションを担当したNTTビズリンク株式会社 ビジネスソリューション本部 ソリューションエンジニアリング部 中村 龍

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