「安心できる確実な配信体制」を実現できたのはNTTビズリンクのみ
●会場決定後に通信設備が使えないことが判明。10社を比較検討した結果、教育機関の事情に通じ、ネットワーク構築に強い事業者としてNTTビズリンクを選定
● 当初の見積もりは予算オーバーだったが、構造上追加予算確保が困難な日本実務教育学会様の事情に合わせてプランを最適化。
映像配信を委託できる事業者はどんなところなのか最初はイメージがつかなかったと寺本氏は振り返ります。
「どういう会社がどんなサービスをしているのか、どんなことをお願いできるのかがわからなかったので、まずはネット検索をしました。最初は会場がある関西地方で探したのですが、ヒットするのはYouTubeなどの動画を制作がメインの、小規模な会社ばかりでした」
映像配信ができるのなら問題ないといったんは考えた寺本氏でしたが、同時並行で実施した現地視察で大きな課題に直面しました。会場の通信設備が一切使えないことが判明したのです。
「ある大学の教室を会場として確保していたのですが、有線LANの設備があることは事前にわかっていました。だから動画制作会社でも問題ないと思っていたのですが、実際に会場を訪れたところ、設備の使用はできないと言われました。考えてみれば、大学のネットワークに影響を及ぼすおそれもあるわけですから納得はできましたが、ゼロからネットワーク環境を構築するとなると動画制作会社では不安もあります。慌てて通信環境も構築できる会社を再度探しました」
少人数の会議レベルならばポケット型Wi-Fiを使えばいいという話にもなりますが、「一般レベルで持てるポケット型Wi-Fiだと、通信速度も遅く通信制限がかけられることもある」と考えた寺本氏。ネットワークのプロに頼まなければダメだと考えて再度候補をピックアップしていきました。
「結局、合計で10社ほど比較検討しました。でも、ほとんどはポケット型Wi-Fiとあまり変わらないプランだったんです。その中で、“強いネットワーク”の構築を提案してくれたのがNTTビズリンクさんでした。他社にはなかった『事前調査』が盛り込まれていたのも、通信ネットワーク構築に対するプロフェッショナルの姿勢が伝わってきましたし、営業ご担当者がこまめに連絡してくださったことに誠実さも感じました。また、
公立小学校での実績もお持ちで、教育機関ならではの事情に通じているのも魅力的でした」
品質面でNTTビズリンクに優位性を感じたものの、当初の見積もりは予算をオーバーしていたと寺本氏は明かします。
「しかし、安心できる確実な体制で映像配信したいというのは、大会実行委員会の共通認識でしたので、NTTビズリンクさんになんとかお願いしようということになりました。そこで、年度内の予算がすでに決まっていたことから、追加予算の確保が困難な事情をお伝えしたところ、プランの最適化を進めてくださったのです」