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箕輪小学校様

予算や公立学校ならではの制限にも柔軟に対応!
「保護者が参加できない」運動会を喜びあふれるものへ

 

神奈川県 横浜市立箕輪小学校

校長

井上 強 様

 

事務職員

矢吹 裕子 様

事例のポイント

山積する課題を迅速かつ的確にクリア

専門チームのサポートで高品質な映像に

ライブ配信ならではのメリットも享受

【導入の背景・課題】

・運動会は「保護者ゼロ・学年ごと入れ替え」の形式を検討せざるを得なくなり、ライブ配信の可能性を模索

・経験も知識もなく、限られた予算に対応する協力事業者を探す必要があった

【導入後の効果、期待】

・学校用にかなり厳しく設定された回線や通信環境に対応し、高品質かつ安定した配信を実現

・教室にもライブ配信を流したことで一体感が生まれ、保護者からも喜びの声が多数寄せられた

・さまざまな事情を持つ保護者や子どもたちに対応できる「リアルとライブ配信のハイブリッド型開催」の可能性を拡大

■学校紹介

令和2年(2020年)4月開校。「すべての子どもが楽しい学校」を学校教育目標に掲げ、校章は多くを学んで広い世界へ高く飛び立っていくことを願い、鳥をモチーフにデザインされている。神奈川県横浜市港北区にあり、最寄り駅は東急東横線日吉駅および綱島駅。駅周辺の大規模複合開発に伴い、人口増加が確実視されている地域であり、児童数も初年度は595名だったのが2年目の2021年度開始時は743名。2027年には初年度の倍以上となる1,300名になると横浜市は推計している。

 

導入の背景・課題

・コロナ禍「第5波」の真っ只中で、運動会は「保護者ゼロ・学年ごと入れ替え」の形式を検討せざるを得なくなり、ライブ配信の可能性を模索

・経験も知識もなく、しかもコロナ禍で負担が増している教職員にライブ配信を任せることはできず、限られた予算に対応する協力事業者を探す必要があった

横浜市立箕輪小学校は、開校と同時に臨時休校となるなど、新型コロナウイルス感染症の拡大によってまだ1日も「普通」の状況がありません。そうした中で、教職員のみなさまは、「子どもたちの学びを止めない」ことを第一に考えて教育活動を実施してきました。

 

運動会のようなイベントには、とりわけ繊細な配慮が求められます。初年度は「保護者の方は1名のみ」という形で無事に実施したこともあり、2年目の2021年も同様かそれ以上の形を目指していたと校長の井上強先生は明かします。ところが、状況はどんどん悪化していきました。6月下旬からいわゆる「第5波」に突入し、820日には過去最多となる25,851人の新規感染者数を記録したのです。

 

「運動会は1023日でしたので、この状況が続いたら『保護者の方はゼロで子どもたちのみ、かつ子どもたちも学年ごとに入れ替え』という形にせざるを得ないと思いました。しかし、保護者の方がいない運動会は、子どもたちの気持ちも高まらないだろうと考えました」(井上先生)

 

そこで、ライブ配信を検討し始めたと井上先生は話します。同年6月に文部科学大臣が定例会見で「(ライブ配信については)積極的な取組をしていただいてよろしいんじゃないかなと思っております」と発言(※)していたことも後押ししました。

※2021年6月15日 萩生田光一文部科学大臣記者会見

https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00170.html

 

「しかし、ライブ配信の経験は一切ありませんから、何をどうしたらいいのか見当もつきません。どんな設備が必要なのか、どのような手順で準備を進めればいいのか、どのくらいのコストがかかるのか全くわからないわけです」(井上先生)

 

しかも、教職員のみなさんにはすでにコロナ対応で大きな負担がかかっています。準備期間がたった2か月弱と時間のない中で、経験も知識もないライブ配信を教職員のみなさんが行うのは現実的に不可能でした。限られた予算で、保護者や子どもたちが満足できる品質のライブ配信を実現できる協力事業者を探さなければならなかったのです。

 

導入の決め手

・教育への理解がありそうかどうかに着目し、問い合わせをするも1社は不調に終わる

・NTTビズリンクには「親身」「丁寧」な対応と、「教育へ貢献したい」という強い思いがあった

そもそも、ライブ配信の協力事業者にどのような要素が求められるのかも想像できない状況だったと井上先生は振り返ります。情報収集すらおぼつかなかったため、井上先生は初年度に協力を得た民間企業に相談を持ちかけました。すると、ライブ配信に対応している企業をリストアップしてくれたそうです。

 

5社ほどありましたが、ライブ配信の知識が全くないため、各社のウェブサイトを見てもあまりピンときませんでした。そこで、教育関係に携わっていないかを見ていき、小学校の運動会で実績のある会社があったので電話をかけてみました」(井上先生)

 

そうしたら、想像以上に厳しい回答が返ってきました。定点カメラ1台で少し左右に動かせる程度だというのです。つまり、トラックのゴール地点の映像しか流せませんので、運動会の雰囲気が伝わるとはいえません。

「率直に申し上げて予算も潤沢ではありませんし、スケジュールもかなり差し迫っています。公立学校ならではの制約も数多くありますから、仕方がないとは思いました」(井上先生)

 

そう自分を納得させようとしたものの、子どもたちのことを思うと諦めきれなかった井上先生は、もう1社にも電話をかけてみました。それが、NTTビズリンクです。公開していた事例が入学式で、しかも中学校だったため「ダメでもともとの気持ち」でしたが、良い意味で想定外の反応がありました。

 

「電話対応した営業の方が、非常に親身に対応してくださったんです。『私も子どもが小学生なので他人事ではありません。可能な限り寄り添いたいので、いったん預からせてください』とおっしゃったのは忘れられません。しかも、半ば以上『社内で検討したけれども無理でした』と言われることを覚悟していたのに、承諾の返事をいただけて感激しました。後からお聞きしたら、さまざまな方が調整に尽力されたそうで、NTTビズリンクさんが教育への貢献に力を入れていることが伝わってきました。本当に感謝しています」(井上先生)

 

導入後の効果、期待

・学校用にかなり厳しく設定された回線や通信環境に対応し、高品質かつ安定した配信を実現

・子どもたちは3交代制だったが、教室にもライブ配信を流したことで一体感を醸成

・保護者からも喜びの声が多数寄せられ、「学校のチャレンジ」を称賛する意見も

・あらゆる面で多様性が重視されるこれからの時代、さまざまな事情を持つ保護者や子どもたちに対応できる「リアルとライブ配信のハイブリッド型開催」の可能性を拡大

配信事業者がNTTビズリンクに決まったものの、クリアすべき課題は山ほどありました。事務職員の矢吹裕子氏は、「時間的にかなり厳しい状況でした」といいます。

 

「予算の審査などを行う都合上、実施の1か月前には全て固まっていないといけない規則があります。前例のない取り組みということもあり、教育委員会に相談するところから始まり、さまざまな調整が必要でした」(矢吹氏)

 

その言葉以上にタイトな状況だったのは、「やはり難しいからNTTビズリンクさんにお詫びの連絡を入れようという話もした」(井上先生)ことからもわかります。

 

「最初の段階で、相当厳しいことは想像がつきましたし、途中何度も挫けそうになりました。でも、井上先生や副校長先生の並外れた熱意に後押しされ、事務手続き上の課題を一つずつクリアにし、教育委員会の承認を得ることができました」(矢吹氏)

 

いざ配信の準備を開始しても、技術的な問題がいくつも立ちふさがりました。

 NTTビズリンクさんの専門チームが事前に来校し、セキュリティを保ちつつ乱れなく高品質な映像が配信できるようにしてくださいました。その時点で第二、第三の策も用意していたと聞き、さすがはプロフェッショナルだと思いました」(矢吹氏)

 

「カメラは学校にあるタブレット端末を使い、撮影は子どもたちのために強力な応援をしてくださる箕輪小学校おやじの会の協力を得られることになりましたが、校内のWi-Fiがグラウンド上に届かないことが判明したときは慌てました。でも、NTTビズリンクさんはすぐにポケット型Wi-Fiのレンタルを提案してくださって、助かりました」(井上先生)

 

こうして開催にこぎつけた運動会。子どもたちは3交代制という運営となりましたが、逆にライブ配信のおかげで学校と保護者との一体感が増すとても良い機会を生み出せたといいます。

 

「コロナ禍の運動会のため、開会式や応援合戦は当日ではなく事前に実施していました。NTTビズリンクさんは、その映像を子どもたちの入れ替えのタイミングで配信することを提案してくれました。当日しか見ることのできない保護者にも、その様子を見ていただくことができ、非常に良かったと思います。その映像編集のため、NTTビズリンクさんは前日にかなり細かい作業をしてくださいました。テロップもかわいく工夫してくれたり、細かく確認もしてくれたりで、驚くほどレベルの高い映像になりました」(矢吹氏)

 

「こんなことまでできるんだ、というのが率直な感想です。残念ながら子どもたちは全員同時に集まれませんでしたが、ライブ配信を教室にも流したことで、グラウンドにいるのと同じような気持ちになれてよかったと思います。1年生の子たちが、教室にいる時間にライブ配信を見ながら歌った声が、外にも聞こえてきたこともありました」(井上先生)

 

保護者からの反響もかなり大きいようです。学校評価アンケートでは「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に見られました」、「コロナが落ち着いてからも続けてほしい」といった声が多数寄せられました。「この大変なときによくぞチャレンジしてくれた」という評価も多く、コロナ禍でも誰一人取り残さない教育を継続させるため、苦心している教職員のみなさんの思いが伝わっていることがわかります。

 

今後の展望

・プロのスイッチングにより、臨場感あふれる高品質な映像が実現

興味深いのは、海外からのアクセスもあったことです。配信URLは保護者のみに通知されており、パスワードがなければアクセスできない仕組みになっていますので、おそらくは海外赴任中のご家族なのでしょう。さまざまな事情があって運動会に来られず、お子様が頑張っている様子が見られない保護者にとって、非常にありがたい取り組みであることは間違いありません。

 

「数年前ならば想像もつかないことが、実際にできるようになったことに素直に驚いています。GIGAスクール構想がスタートして、公立の小中学校は11台端末が実現するなどICT教育が飛躍的に向上していますが、今回は映像が持つ威力をまざまざと実感しました」(井上先生)

 

4つ用意したカメラの映像を巧みにスイッチングした映像は、2021年の夏に開催された世界的スポーツイベントを彷彿とさせたと話す井上先生。矢吹氏は、「とても学校だけではできなかった」と話します。

 

「運動会がちゃんとできないのは仕方がないと思いながらも、それで2年間が過ぎ去ってしまっていいのかなと考えていました。子どもや学校、保護者、運動会の運営に尽力してくださる箕輪小PTC、おやじの会等、多くの方の思いを形にできるNTTビズリンクさんのようなプロフェッショナルがいることは、本当にありがたいと思っています」(矢吹氏)

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