映像イベント&配信ソリューション映像イベント&配信ソリューション

株式会社ティー・プロ・イノベーション様

「有観客&ライブ配信」のハイブリッドイベントを
ノートラブルで成功させ、ファンとの一体感を醸成。
プロフェッショナルならではのフレキシブルな対応により
限られた人的リソースをイベント運営に集中することができた。



株式会社ティー・プロ・イノベーション
代表取締役  手島 雄介 様 (写真中央)
広報  磯部 千紗 様 (写真1番左)
(会社概要)
ティー・プロ・イノベーションはバイクレースのチーム運営やライダー育成、ポケットバイクを使用したモータースポーツ普及活動や交通安全啓蒙活動を展開しています。日本全国のサーキットで行われるオートバイのロードレース国内最高峰シリーズ、全日本ロードレース選手権にも参戦しており、2019年・2020年には全日本ロードレース選手権でチャンピオンを獲得しました。 「モータースポーツの国技化」を目標に掲げ、 2024年のシーズンは「日本郵便HondaDream」と「日本郵便docomo business」の2チーム体制で臨んでいます。

コロナ禍によって、イベントのライブ配信はスタンダードになりました。現在は、「リアル&リモート」のハイブリッド開催も定着しています。
その中で、イベントの付加価値をさらに高めようとチャレンジしているのが、全日本ロードレース選手権に参戦するなど、モータースポーツの国技化を目標に事業に取り組んでいるティー・プロ・イノベーション様です。
NTTビズリンクのマネージド映像イベントソリューションを導入し、新しい試みであるハイブリッドイベントを成功させた取り組みをご紹介します。

【事例のポイント】

【課題】

●レースチームにおいて非常に重要な「チーム体制発表会」の映像制作を例年担っていただいていた会社が参画できなくなり、ノウハウの引き継ぎが難しい状況だった。
●コロナ禍になってから「チーム体制発表会」はライブ配信をしていたが、配信業務は通信関連の専門知識のない自社スタッフが手探りで実施。「適切な配信ができていないのでは」という不安を常に抱えていた。
●スタッフの人数も限られた中で不慣れな配信業務を行わざるを得ないため、本来力を注ぐべき発表会の運営が片手間になってしまっていた。

【効果】

●カメラや音響機器など各種機材やネットワーク回線を二重化し、万一のトラブル時にはシームレスに切り替えられる体制を完備。高品質・高画質映像をノートラブルで配信できた。
●ファンイベントとチーム体制発表会を同時開催するという前例のない取り組みを、「有観客&ライブ配信」というハイブリッド型で実現。映像制作および配信は全てNTTビズリンクに任せることができたため、例年は配信業務に割いていたリソースを運営に充てることができ、初めてのチャレンジを無事成功させることができた。
●撮影やPA(音響)ミキサー、映像のスイッチングなど、プロフェッショナルの「仕事」にイベントでのエンタメ演出の新たな可能性を見出すことができた。実際、現地で参加した観客には好評で、目標としていたファンとの一体感を醸成する一助となった。
●チーム体制発表会だけでなく、映像制作とのコラボレーションでファンとのコミュニケーションや、交通安全啓蒙活動の新たなあり方を模索するきっかけにもなった。

モータースポーツを通じて人と人、人と社会をつないでいく

●プロのレーシングチームとして好成績を挙げながら、モータースポーツを通じた社会貢献に力を注ぐ
●「チーム体制発表会」はファンをワクワクさせる大切なイベント


ティー・プロ・イノベーション様は、レーサーとして2009年に全日本ロードレース選手権でチャンピオンを獲得し、2010年には世界最高峰のMotoGPにも参戦した手島雄介氏が2013年に設立しました。
「現役時代は、レーサーとして常にチャンピオンを目指し、本当にさまざまな人たちのお世話になりました。だから、引退後は恩返しをしよう、社会に貢献していこうと思いました」(手島氏)
取り組みの一つが、選手時代から力を注いでいた親子バイク教室です。
「モータースポーツは、バイクや車というハードと人というソフトで成り立っています。このハードとソフトの間にあるのが『コントロール』です。モノと動かす人をつなぐのがコントロールですし、どんなことをする場合も、適切なコントロールは不可欠ですよね。それを、小さなうちから感覚で養ってほしいんです」(手島氏)

ポケットバイク(ポケバイ)は全長約60センチ、高さ約30センチと小さいですが、アクセルを全開にしたら大人が押さえても止まらないほどのパワーがあります。

「今は、本質を飛び越えてバーチャルでわかった気になってしまうことも多いですよね。本物を五感で体験する機会を小さな子どもたちに提供したいという思いが強くあります。レースも、そうした人と人のつながりが非常に重要です。ひとつひとつのパーツを作るサプライヤーがいて、ルールや環境を整えたサーキットが整備されていなければ、いくら才能のあるライダーでもレースはできません」(手島氏)
だからこそ、シーズンが始まる前に行う「チーム体制発表会」は非常に重要だと手島氏は強調します。

「私は、レースのシーズンは一冊の本のようなものだと思っているんです。本には必ず表紙があって、ワクワクさせるようなテーマが書かれていますよね。『チーム体制発表会』は、その表紙です。読んでみたい、その世界観の中に入っていきたい、そうファンのみなさまに思わせるものでありたいと思っているんです」(手島氏)

レースは非日常だから、さまざまな人の人生に「しおり」を挟んでいくのが自分たちの役割のひとつだとも語る手島氏。人と人、人と社会をつなげていく媒介としての機能を果たしていることがうかがえます。

抽象的な要望も的確に拾い上げ、親身かつ迅速に対応

●ファンとのリレーションシップ強化のためファンフェスタと「チーム体制発表会」を同時開催
● 配信体制に不安があり、ネットワークのプロフェッショナルであるNTTビズリンクに依頼


そうした思いが、ありきたりな形ではなく、前例のないスタイルの「チーム体制発表会」を生み出しました。広報の磯部千紗氏は、次のように説明します。

「モータースポーツの世界では、チーム関係者だけが集まり、メディア向けに開催するのが一般的です。でも、私自身もモータースポーツのファンとして、チームとのつながりを実感できる機会があるとうれしいと思っていました。そこで、毎年実施しているファンフェスタとともに開催し、ファンにもっと寄り添いたいと考えたんです」(磯部氏)

磯部氏のアイデアは、メインスポンサーである日本郵便様の広大なスペースがある神奈川県の川崎港郵便局を会場として、「ふみの日」である2月23日に開催することが決まり、形式は、有観客かつコロナ禍で定着したライブ配信も行うハイブリッドイベントとなりました。

「ところが、前年までライブ配信の映像制作をしていた会社が、事情により参画できなくなってしまったんです。自前でイベントの映像制作ができるノウハウはありませんので、途方に暮れました」(手島氏)

そこで、手島氏はチームのスポンサーであるNTTコミュニケーションズの担当を通じてNTTビズリンクに相談しました。

「私たちは映像制作も配信も素人ですので、細かい要望も出せません。満足な指示も出せないと思いましたので、プロフェッショナルにお願いしたいと思っていました。加えて、相談したご担当者がどんなことにも一所懸命で、困りごとをすぐ解決しようと親身に動いてくださる方だったので、要望の伝え方が抽象的でもなんとかしてくれるのではないかという期待もありました」(手島氏)
NTTビズリンクがネットワーク構築のプロフェッショナルなのも、依頼の決め手となりました。

「前年までは映像のプロに頼んでいましたが、配信の面では不安がありました。役割分担をしていて、ネットワークの機材などの手配は私自身で行っていました。そのような理由から、ネットワークの環境も構築しなくてはならなかったのですが、本当にその機材でいいのか、そもそも必要なネットワークのスペックも判断する知識も持ち合わせていませんでした。遅延していないか、音声は大丈夫か、そもそも配信できているのか、映像スタッフと一緒になり確認していました」 (磯部氏)

プロのサポートが、「キャスト」であるライダーを輝かせた

●「配信スタッフの動きを見ているのが楽しかった」という声も
●イベント開始直前まで生じる変更にも冷静に対応し、運営に安心感を提供

特に今回は、メインスポンサーである日本郵便様の参加も決定しており、会場も郵便局。何よりもファンとの一体感を醸成するという目標があるため、失敗はできません。加えて、ファンフェスタとの同時開催でファンも観客として参加と、初めての試みばかり。企画から携わっている磯部氏が、運営に専念したいと考えるのは当然のことでした。

「そのため、NTTビズリンクさんにやりたい内容をそのままお話して、弊社にはオペレーションを担える人材がいないことも率直にお伝えしました。そうしたら『やっていきましょう。おまかせください』とおっしゃってくださって、非常に心強かったですね」(磯部氏)
NTTビズリンクは、準備を進めていく中で、要望を都度聞きながらその解像度を上げ、遅延なく配信できる体制を整えていきました。万一のトラブルに備えて、シームレスに切り替えられるようカメラや音響機器など各種機材やネットワーク回線は二重化。イベント当日は早くから準備を行い、リハーサルも入念に行いました。
「キビキビと動く立ち居振る舞いを見ていて、その格好よさには圧倒されました。会場に来てくださった参加者の方にアンケートをとったのですが、『配信スタッフの動きを見ているのが楽しかった』というコメントもあったくらいです」(磯部氏)

手島氏も当日の光景には感銘を受け、「参加しないと見られないスペシャルなコンテンツだった」と振り返ります。

「カメラやPA(音響)ミキサーなど本格的な機材がずらりと並んで、音声や映像のスイッチングなどをする姿はなんだかオーラがあって。日常生活を送っていたら絶対に見られない光景なので、これだけでエンターテインメントだったと思っています。お客さまもそうですが、当日参加したライダーたちもテンションが上がっていて、大きな刺激を受けたのではないでしょうか」(手島氏)
加えて、イベント当日、開始直前までさまざまな変更が生じる中でも、冷静沈着に対応したNTTビズリンクに対し、「ライブならではのフレキシブルな対応が光っていましたし、安心感は非常に大きかった」と手島氏は評価します。
「レースもメカニックやサーキットの運営次第で変わるように、下支えする方たちの動きがプロフェッショナルだと、キャストがすごく際立つんです。『チーム体制発表会』のキャストであるライダーたちをいかに輝かせるかが非常に重要なポイントですので、本当にNTTビズリンクさんにお願いしてよかったと思いました。今後、別のスタイルのイベントでもご一緒に取り組むことで、その価値を高めていける可能性を感じましたね」(手島氏)

いかに輝かせるか――。それは、まさに手島氏が冒頭で話していたように、コントロールの重要性を示しているといえるでしょう。

「プロフェッショナルにお任せできることで、余裕をもって取り組むことができました。私のような素人の意見もしっかり受け止めて実現してくださるなど、思い描いたまま形にしていただけたのは本当にありがたかったです」(磯部氏)
今は、誰でも発信できる時代になりましたが、だからこそプロの力が際立つのを改めて実感しています。ティー・プロ・イノベーションは『モータースポーツを国技化する』という大きな目標を掲げていますが、それはモビリティが人の移動の課題を解決し、生活を豊かにすると確信しているからです。運転免許証を持つ方は、日本国内に8,500万人にいます。その方々に交通安全の啓蒙をはじめ、適切なモビリティの楽しさを発信していくためにも、NTTビズリンクさんといろいろな取り組みをしていきたいと考えています。
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