今では、すっかりオンライン記者会見が定着したと話す笹川氏は、今後さらに先進的な手法を積極的に取り入れていく予定だと明かします。
「NTTは、時間や物理的な距離に捉われることなく、豊かなコミュニケーションを可能とする『Remote World(リモートワールド)』の実現を目指していますが、記者会見もその世界観に即していきたいと考えています。具体的には、NTTが運営するXR空間プラットフォーム『DOOR』の活用を進めているところです」
昨今、注目されているメタバース。そうした仮想空間の中でコミュニティを形成していくことは、当然のことながら充実した広報活動にもつながるというわけです。
「すでに、2021年8月の決算会見では、NTTビズリンクさんのご協力のもと、3D空間での会見映像の配信を行いました。同年11月の決算会見では、バーチャル背景を用いた演出によって新たな会見スタイルを創出できました。そうした私たちのさまざまな挑戦に、NTTビズリンクさんから具体的なアドバイスやサポートをいただけるのは、非常に心強く感じています」」
開催する会見の目的に合わせて、回線や通信環境など基盤の部分から包括的なサポートが得られるとNTTビズリンクを評価する笹川氏。対面の会見においても、ホワイエ空間 (会場の入口前の広い通路、ロビー)やバーチャル対応可能な大型LEDビジョンを設置した新たな会見室の建設を進めており、オンライン・オフライン両面でのサポートを期待していると話します。
「いつも柔軟に対応をいただけるので、さまざまな相談が気軽にできるのもありがたいです。また、広報活動の性格上、短期間でのご相談をしてしまうことが多いのですが、会見実施日にはきっちりとやり遂げてくれるのは本当に頼もしい限りです。記者会見や株主総会といったビジネスシーンでのオンライン配信が必要となり、安心して良質な映像配信を探されている事業者の方、特に広報やIRの方といった業務内容に集中する必要があるお立場の方にはぜひおすすめしたいですね」