深刻なトラブルも“さりげなく”復旧させる現場対応力
● オンライン配信で禁忌ともいえる「途切れ」が発生
● 参加者にトラブル自体を気づかせない迅速なトラブルシューティング
● アーカイブを残せることもハイブリッドイベントのメリット
「ごく短時間ですが、あるステージプログラムで配信が途切れてしまいました。実は今回のオンライン配信の中には有料プログラムがあったのですが、その1つだったので焦りました。ところが、NTTビズリンクさんの対応は終始冷静でした。テクニカルな部分の対応をしながら、イベントの進行を少し遅らせるようご指示いただき、すぐに復旧することができました。おっしゃるように、あらゆる事態を想定して準備をしているからこそ、迅速なトラブルシューティングが可能なのだと思います。」(岸氏)
どれだけ入念に準備をしても、イベントにはトラブルがつきものです。今回のイベントでも配信が途切れるというトラブルが発生しました。原因としては、1階から引き込んだケーブルがネットワークにつながらなくなったためです。
想定はしていたトラブルので、すぐにスマートフォンのテザリングに切り替えました。地下だと電波につながりにくいので、事前につながることを確認しておいた階段の途中でスマートフォンを掲げていました。
「イベントを開催する側からすると、配信が途切れるといったトラブルは極力回避したい。そうすると、得てして『トラブルが起こりそうだからチャレンジは控えよう』となってしまいます。このような消極的な姿勢と、『トラブルが起きても何とかなるからギリギリまでチャレンジしよう』という積極的な姿勢では大違いですよね。NTTビズリンクさんは、どんなトラブルでも何とかしてくれるので、思う存分チャレンジできます。」(濱野氏)
単にリアル開催のオンライン版を配信するのではなく、さまざまな取り組みをつなぎ合わせて世界中がシームレスに楽しめるプログラムに仕上げることや、イベント会場への来場者を最小限に抑えつつ、来場できない方にも参加してもらう取り組みとして、ハイブリッドイベント(※)が増えつつあります。
また最近では、単一の会場ではなく、複数の会場の催しを時間によって切り替えつつオンライン配信を行う手法も広まっています。この手法には、遠方からオンライン配信に参加している方がさまざまな会場の催しを見ることができるだけでなく、現地で参加している方が別会場の催しを見ることができ、よりイベントの一体感が高まるといったメリットもあります。
「アーカイブを残せるのも非常に魅力的だと感じました。今回のイベントはYouTubeで配信していますが、空間だけでなく時間を越えて楽しめるのはいいですね。私自身、当日はオンライン配信が見られなかったので、アーカイブを見て『こんなに工夫して配信してくれたんだ』と思いました。あとからの振り返りにも役立ちますし、NTTビズリンクさんにハイブリッド開催のご提案をいただいて本当によかったです。今後もぜひ、イベント開催の際は企画段階からご相談をさせてください。」(岸氏)
※ハイブリッドイベントとは、会場では従来と同様にイベントを開催しつつ、その模様をオンラインでも同時に配信する手法です。