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株式会社横河ブリッジ様(スマートグラスクラウド)

現場・事務所・発注者三位一体で利用できる高機能システム。

本当に遠隔臨場を実現したいなら「スマートグラスクラウド」!



株式会社横河ブリッジ

設計本部 デジタルエンジニアリング部 課長補佐 高石 将太様(写真左)

東京工事本部 東京工事第一部 主査 鈴木 俊広様(写真右)

東京工事本部 東京工事第一部 久留宮 萌様(写真中央)


【事業概要】

株式会社横河ブリッジは横河グループの中核企業の一つで、鋼橋専業では国内最大手のメーカーです。1907年の創業以来、国内外の橋梁の建設、鋼構造物の製造など社会インフラ整備の一翼を担ってきました。主な施工実績として横浜ベイブリッジ、スカイゲートブリッジ(関西国際空港連絡橋)、レインボーブリッジ、東京湾アクアライン橋梁部、明石海峡大橋などが挙げられます。主力の橋梁事業は無論のこと、工場や倉庫、大型店舗やスポーツ施設などのシステム建築分野を含む、エンジニアリング関連事業が好調で、精密機器の開発・製造なども手がけています。

橋梁の架設現場における生産性向上のためDXを推進している横河ブリッジ様の、国土交通省の要請に応じて進める「遠隔臨場」で威力を発揮しているのが、「スマートグラスクラウド」です。
オフィスと“現場”をダイレクトにつなぎ、映像と音声による滑らかな双方向コミュニケーションを実現したほか、これまで直接の視認を必要としてきた作業の負担も軽減。自社のみならず発注元の生産性向上にも貢献しています。


【課題】


●複雑な工程を経て作られる橋梁工事では、施主が頻繁に立会チェックをする必要があったが、そこまで人手を割けない実情があり、長らく遠隔臨場が望まれていた。
●2020年1月のコロナ禍突入後、遠隔臨場への要望が高まり、さまざまな機器やソフトが登場。その中で、自然環境にある現場に適合したシステムが求められていた。
●Web会議システムを活用することも多いが、動画中継を通じての視認では状況を把握しにくかった。



【効果】


●立ち合い検査の8割がスマートグラスクラウドを通じてできるようになり、発注者が現場を訪問する機会や移動時間が削減され、生産性が向上した。
●発注者側から操作でき、スケールの目盛りまで見えるなど視認性が向上。より確かな検証ができるようになった。


遠隔臨場が普及するも、視認性の低さが課題

●従来は直接の立会検査を実施していたが、生産性向上や非接触の観点から「遠隔臨場」が推進されるようになってきた。
●「遠隔臨場」ではWeb会議システムを活用していたが、視認性が低いうえ、同時に写真を撮影したり映像を記録したりするのが困難だった。



架橋工事のほとんどは公共事業です。従来、施主である国土交通省は、職員が現場に出向いて「段階確認」や「材料確認」「立会」などを実施していました。しかし、生産性向上や非接触・リモート化に向け、現地に出向かずにWeb 通信を使用する「遠隔臨場」への移行が進められるようになってきました。

2020年5月には、国土交通省が遠隔臨場の「実施要領」(「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」及び「建設現場の遠隔臨場に関する監督・検査実施要領(案)」)を発表。コロナ禍の影響もあり、2020年度の実施数は全国で760 件だったのが、2021年度には約1,800 件と一気に増えました。現場への移動時間や立会に伴う受注者の待ち時間の短縮などの効果が確認されたこともあり、2022年度から本実施に移行し、すべての工事に遠隔臨場が適用されることとなったのです。

ただし、時間効率は向上したものの、実務上はスムーズとはいえない状況でした。現場の責任者である監理技術者の鈴木俊広氏は次のように話します。

「遠隔臨場は、工事情報共有システム(ASP)を活用して調書を電子上でやりとりします。そのうえで、発注者に現地の様子をリモートで確認してもらうため、Web会議システムを活用していました。ところが、そのときに写真を撮影したり、データ共有をしたりするのが困難でした。」(鈴木氏)

今や、Web会議システムは無料でもいろいろな製品を使うことができます。発注者のIT環境や希望に合わせて使い分けることはできますが、活用できる機能は限られるのが実情でした。そのため、写真やデータを別途記録し、発注者に送信する手間が生じてしまいます。しかもWeb会議システムの画面を通じての確認となり、撮影画面の操作ができないため、どうしても視認性が低くなってしまっていました。

録画とクラウドアップ機能を魅力に感じ、「スマートグラスクラウド」を導入

●機能の優位性が導入の最大の決め手。映像の鮮明さもポイントが高かった。
●ハンズフリーで作業を妨げないウェアラブル端末で、作業を妨げず録画ができるのも、遠隔臨場に適していた。


こうした課題を解決するためのソリューションを導入することになり、最終的に3つの候補を絞り込んだ結果、導入したのが「スマートグラスクラウド」でした。

設計本部 デジタルエンジニアリング部 第一課 課長補佐の高石将太氏は、選定の決め手を次のように明かします。


「NTTビズリンクさんとは以前からつながりがありましたが、『スマートグラスクラウド』に関してはお客さまからのおすすめもありました。他の現場でデモをしたり、いろいろなお話を聞いたりしましたが、決め手となったのは機能の高さです。とくに、発注者が自由に録画する機能と、クラウドにアップする機能は他社製品より優れていると感じました。」(高石氏)

「『スマートグラスクラウド』では、メガネのように頭部に装着するウェアラブル端末が使用できます。ハンズフリーで作業を妨げずに映像の送信と受信までできるほか、メガネのレンズ上に指示を表示できるタイプもあるなど、遠隔臨場に最適です。導入前に2回デモンストレーションができて、使い勝手を確かめることができました。使いやすいうえに、映像が非常に鮮明なのがよかったですね。」(鈴木氏)

「スマートグラスクラウド」が遠隔臨場の可能性を広げる

●リアルタイムで小さな文字まで確認できるようになり、遠隔臨場の可能性が広がった。
●すでに8割以上の検査が可能になった
●発注者側で操作ができるため、「チェックしたい部分」をしっかり記録できる。



遠隔臨場では「材料確認」「段階確認」「立会」の3つを主に行います。
「材料確認」は、これまで発注者が建設現場に出向き、仕様通りの材料を使っているか検査する必要がありました。
導入後はそれが遠隔臨場に変わり、装着したウェアラブル端末のカメラの映像を通じて確認するようになっています。

東京工事本部 東京工事第一部の久留宮萌氏は次のように話します。


「材料の型番やサイズなど仕様は詳細に定められています。そのため、小さな文字で表記された型番までチェックする必要があり、発注者様がしっかり確認できるよう接写します。重機のバックホウ(オペレーター側向きに取り付けた油圧ショベル)が排ガス規制をクリアしているかどうかもチェックする場合があるため、そのステッカーを撮影して見せることもあります」(久留宮氏)

共通仕様書に示された施工段階に合わせて出来形、品質、規格、数値などを確認する「段階確認」は、工事のタイプごとに細かく指定されているため、発注者にとっては臨場も一苦労でした。

しかし、スマートグラスクラウドでそれが解消されました。また、段階確認同様、監督員が臨場し、内容を確認する「立会」も、遠隔臨場となったことで効率化されています。



「スケールを使う計測なら、『スマートグラスクラウド』で目盛りも確認できますので、遠隔で可能な幅が広がりました。内容によっては、どうしても直接行わなければならないものもありますが、『スマートグラスクラウド』によって、ほぼ8割は遠隔でできるようになっています。発注者側で操作ができるのも大きいですね。『ここを残したい』といった作業ができるのは、他とは変え難い部分です」(鈴木氏)

安全・安心な暮らしに欠かせない社会インフラを整備・運用する横河ブリッジ様。

遠隔臨場が当たり前となっていく今後、その仕事を支えるツールとして、「スマートグラスクラウド」の活用はさらに広がっていきそうです。


「今後は他の現場でも『スマートグラスクラウド』を導入していきたいと思っています。だからこそ、デバイスの互換性や音声の安定性などの改善や、機能面を含めた今後のアップデートには大きく期待しています」(高石氏)

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