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那須塩原市企画部 デジタル推進課 デジタル政策担当主査 笹沼 昂史 様
【市の概要】栃木県の北部に位置し、広大な那須野が原の北西一帯を占めている那須塩原市。面積の約半分を占める山岳部には日光国立公園が形成され、塩原温泉郷、板室温泉、三斗小屋温泉の温泉地も有しています。「生乳産出額全国第2位のまち」としても知られ、高原野菜や食味ランキングで「特A」の評価を受けている銘柄もある水稲、夏秋採りいちごなど特色ある作物を生産。大手企業の生産拠点でもあり、2019年の製造品出荷額は940.0億円で全国第6位※1となっています。
豊かな自然と山並みがあり、四季折々で多彩な表情を持つ那須塩原市。2005年に黒磯市、那須郡西那須野町、塩原町の合併によって誕生し、592.74平方キロメートルと栃木県内の市町で第2位の広さを誇ります。1200年以上の歴史がある塩原温泉郷など、温泉地としても知られていますが、東京から150km圏内にあるため、新幹線通勤をしている人が多いのも大きな特徴です。市から、新幹線定期券を購入して大宮駅・上野駅・東京駅を経由し通勤する方に月額最大1万円を最長5年間補助していることもあり、「転職なき移住」も増えています。しかし、そんな魅力的な環境が整っていても、地方都市の抱える人口減少の課題は市にとっても例外ではないと那須塩原市 企画部 デジタル推進課 デジタル政策担当 主査の笹沼昂史氏は話します。
「市への人口流入(転入超過)は続いていますが、市の人口は2010年頃から緩やかに減っています。死亡者数が出生者数を上回る自然減が主な要因です」2023年3月に発表された「第2次 那須塩原市まち・ひと・しごと創生 総合戦略」によれば、同市の生産年齢人口(15~64歳)は2005年をピークに減少傾向に転じています。今後も少子高齢化は進むため、限られた人手で住民サービスを提供しなくてはなりません。そうした危機感から、同市は積極的にDXを進めてきました。「東京圏に新幹線通勤をしている方たちの中には、IT人材がたくさんいます。そのような方々はDXに明るい有識者でもあり、市として意見を取り入れるべく『那須塩原市DX有識者懇談会』を立ち上げ、助言を受けながら、さまざまな取り組みを進めています」例えば市民サービスでは、手数料支払いのキャッシュレス化、行政手続きのパソコン・スマートフォン対応、通信設備を備えた照明機器「スマートライティング」の導入などすでに実現してきたものも多々あります。